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第3回:日本人調教師と兵庫県立西脇馬事公苑見学
・厩務員の仕事とは
・外国人厩務員とのコミュニケーションについて
・馬産地調教施設と競走馬調教施設との違い
開催日時:10月10日(火) 14:00-16:00(予定)
集合場所:JR西脇市駅
この度、北海道浦河町にご協力を頂いて、交流会を重ねてまいりました。
同じく兵庫にも、インド人厩務員・調教師が活躍しているという兵庫県立西脇馬事公苑を訪問する機会をもうけました。
通常は立ち入り禁止の施設とのことで、この機会に是非、どのような仕事をなさっているか学んでみませんか?
実は北海道体験移住の「パイオニア」
浦河町は、北海道でも早い時期から体験移住プログラムやサポート体制を設立している。団塊の世代の退職に合わせ、先んじて取り組んでいたそうだ。2022年度の北海道内の利用者実績は、知名度の高さと比例してか1位が釧路市だが、浦河町も堂々第3位で100名近くの利用者がいた。これまで約100世帯およそ80名が体験移住を通して、実際に浦河町に移住している。
北海道の湘南地方「浦河町」
浦河町の面積は、694.26平方キロメートルで、東京23区よりも広いくらい。主に、海岸沿いに住宅地が集中しており、内陸部は国有林で、町面積の8割る占める。 北海道の町といえども、海洋性気候の恩恵で冬は暖かいのだぞう。雪が積もったとしても、一晩で15㎝ほど。一番積もり積もっても25cmまでとのことで、ササっと雪かきをすれば、十分生活できる程度なのだそう。夏も涼しく、30度を超えることはめったにないそうだ。そんなことから、北海道の湘南地方と呼ばれているらしい。そういった点でも、北海道への移住を検討される方にとっても、「トライしやすい」町である。
20日後には住める浦河町のマイホーム(仮)
移住体験住宅もオンラインで簡単に予約状況が確認でき、申し込みも可能。住宅に職員住宅等の空き家を活用した「町営体験住宅」と一般の方の空き家をリフォームした「民間体験住宅」の二種類があり、使用料も異なる。
食器や鍋などは備付だが、布団だけはレンタルや持ち込みになる。「ただいまー」と、予約した住宅に一歩踏み込めば、そこから浦河町生活がスタートするというなんとも便利で気軽なシステムだ。自治体によっては、この体験移住は1世帯1回に限定している場合もあるが、浦河町は無制限。期間も1週間から最長1年間と自由自在。ひとによっては、「別荘」代わりに毎年利用されている方もおられるそう。それでも浦河町はウェルカムなのだそう。
地元の方との交流会や、地元の人や先輩移住者ボランティア「うらかわ暮らし案内人」の方が移住についての相談にも応じてくれる。滞在期間中の輪―ケーションの場所の提供や、子どもの就学についてもアレンジしてくれるそうだ。ここまで暮らしのサポートが万全なら、移住への一歩も踏み出しやすい。
北海道のラストフロンティア浦河町
北海道外からの移住者へのサポート体制があって、今回のインド人居住者へのサポートに繋がっているのではないだろうか。コミュニケーションの壁はあれど、生活するうえで困ることは自ずと似通ってくるものだ。浦河町の新しい町民への寄り添う姿勢は、まさに「オーダーメイド」のサポート体制。今後、各地で直面するであろう多文化共生への大きなヒントであるように感じる。
浦河町の産業:競走馬の育成
浦河町といえば、サラブレッド!馬を扱う牧場が浦河町には200カ所ほどあり、毎年1500~1800頭のサラブレッドが誕生している。親子すべてを合せると約4000頭のサラブレッドが浦河町に常時いることになる。日本のサラブレッド年間生産頭数が約7500頭なので、2割が浦河町産。浦河町を含めた日高地域で9割を占めるほど。まさに、浦河町は競走馬のふるさとである。
ただ、サラブレッド産業は景気の影響をかなりうけるため、それでもバブル時代に牧場が400~500カ所あったと期に比べて半減している状況だ。なにせ、サラブレッドの馬は1頭で1億円を超えることもあるほど高値なのだそう。それでも、新型コロナウィルスの影響を受けることもなく、2022年度の市場販売価格は約38億円に達するほどだ。
日本中央競馬会(JRA)の育成牧場は日本に2カ所ある。ひとつが宮崎県宮崎市。そして、もうひとつが北海道浦河町だ。しかも、浦河町の日高育成牧場は東洋一の広さがあり、敷地面積は約15万平米、なんと東京都渋谷区と同等の広さを誇る。ここで2歳程度まで競走馬としてのトレーニングを積むそうだ。
まさに、馬とともに歩む町。「5000人町民乗馬」というスローガンのもと、町民は小さい頃から馬に親しむ機会があり、春と秋に1500円で1週間の乗馬トレーニングを受けられるという。町民の乗馬サークルや馬術大会、馬フェスタなども開催され、日頃から馬に親しめる機会がある。
町民だけでなく、誰でも馬に親しめる施設 うらかわ優駿ビレッジAERU(アエル)がある。日本中央競馬会と浦河町の両者で管理しており、リゾートホテルとして利用することもできる。ここで、乗馬体験はもちろん日高山地を楽しめるカヌーや登山もできる。
浦河町の馬は1頭1億円?!
馬との距離が近い浦河町だが、むやみやたらに触って良いわけではない。浦河町の馬は、いわゆるふれあいパークにいるような馬ではなく、競走馬で大変なお金を投資し、育てられている馬だ。ディープインパクトのような名馬の種付けだけ2000万円。1頭1億円の価値を下らない馬たちなのだ。
馬が好き!競馬で活躍した馬に会いたい!という気持ちは良いのだが、だからといって、馬にストレスを与えたり、よもや記念にとたてがみを切ってしまうなんて、もってのほか。動物に危害を加えることになるため、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処されます。それだけではなく、人と馬の共存を目指す浦河町や町民の皆さん、馬主さんの信頼を大きく損なうことになるので、絶対にやめましょう。
競走馬のたてがみを切って「器物損壊罪」で逮捕 |Authense法律事務所
牧場で育てている競走馬のたてがみを刃物で切ったことを理由に、警察が、女性を逮捕したというニュースが報じられました。
それでも競走馬にお近づきになりたい…という方にはひだかサラブレッドタクシーがおすすめです。馬に関する9つの施設を巡ることができます。
浦河町の産業:海の幸と山の幸
北海道といえばサケ!鮭!浦河町でも鮭を楽しむとかできる。一般の方が川や河口付近で鮭を捕ることは禁じられているが、海岸で秋鮭を捕るのはOK。釣竿を立てかけておくと、鮭がかかり、家でイクラづくりが楽しめる。作った翌朝の新鮮なイクラがとっても美味。
北海道といえば、昆布も有名だが、浦河町でももちろん有名。三石昆布がとれるのだが、三石昆布のなかでも日高地域で撮れる「日高昆布」の名前で有名かもしれない。天日干しでカリカリに乾燥させるため、北海道産の昆布の中でも特上ランクの昆布と称されている。
野菜や果物では、アスパラガスといちごが有名。北海道の湘南地区なので、北海道の中でも一足先に「春アスパラ」を出荷している。また、涼夏の気候を活かして、「夏いちご」も出荷しており、毎年7月15日を夏いちごの日として、イベントなどが開催されている。
浦河町には肉牛農家も40軒ほどあり、多くは繁殖経営で肥育農家は数軒にとどまる。しかしながら、浦河町の牧草は、いわばサラブレッドが食む草とおなじ。海風にさらされ日高山地のベースからなるミネラルと栄養満点の草を牛たちも食している。そのため、牛肉も非常においしかった。
報告者:Okuno
今回のイベント企画に至った理由
今年から北海道浦河町役場の方々にお願いをして、インド人居住者について学ぶ機会を設けた。
ちょうど私が浦河町の町長さんにおはなしをうかがったのが、浦河町のインド人居住者が100名に迫る2017年頃。今では300名近くのインド人が浦河町に住んでいるとのことで、いよいよ浦河町の力になれることはないかと、考え始めた。
まずは、地元神戸インド人を含め、多くの方に浦河町の実態を知って頂こうと公益財団法人 兵庫県国際交流協会に神戸市と浦河町の交流に関する企画を提出したところ、「是非、多くの方に知って頂く機会にしてください」とのことで、ご支援を頂くことになった。
浦河町はリトルインディア 西葛西よりもインド人比率が高い!
現在、浦河町の軽種馬農家は160戸(令和2年2月1日付)。中央競馬で走る馬の8割は日高産地で、浦河町内には3,000頭が育てられている。さすがに、人よりも馬が多い…という状況ではないが、それでも浦河町の人口は約1万人なので、やはり馬が多い環境であることは間違いない。その浦河町民約1万人のうち、外国人は約400名(令和5年3月付)で人口の約3.6%(28名に1名)を占めている。この外国人比率は、北海道の大都市、札幌市よりも多い比率になる。その外国人のうち、インド人が約300名(2022年時点:283名)なので、浦河町総人口の約3%をインド人が占めていることとなり、実は、最新のリトルインディアと名高い西葛西よりも、インド人比率はずっと高い。
そのインド人居住者の増え方も爆発的だ。約10年前の2014年は、インド人は0名だった。それが、3年後の2017年には100名になり、さらに3年後の2020年には200名を超えている。3年毎に100名ずつ増えている状況だ。
浦河町のインド人は何者か?
では、このインド人は一体「何者」なのか。在留資格別にみると、町内在住の外国人のうち77%が技能ビザ。12%が家族滞在ビザで日本で暮らしている。インド人居住者も多分に漏れず、この技能ビザで浦河町へ渡ってきている。彼らは、馬の調教・飼育の経験が10年以上あるプロ集団だ。
冒頭説明した通り、浦河町は、軽種馬産業の町である。しかしながら、最近は騎乗員や牧場作業等に従事する人が不足し、人材確保のため外国人労働者を受け入れたところ、インド人が採用された…というわけだ。インド人にとっても、インド本国での1年分の給与が、日本の1か月分の給与に相当するとのことで、雇用者・被雇用者にとってもWin-Winという状況にある。
一方、意図的にインドから人を呼び寄せたわけではないため、浦河町は対応に追われているところもある。技能ビザ取得者は、その経験を活かすことを最優先としているため、日本語ができなくても発給される。したがって、日本語はおろか、英語すらままならないインド人も浦河町へやってくる。そういった点でも、2000年問題で大量に西葛西にやってきたインド人ITエンジニアとは状況がかなり異なることがわかるだろう。
さらに、1~5年で帰国することが多い技能ビザ取得者だが、技能ビザは家族帯同が可能であるため、家族を浦河町に呼び寄せたところ、その住みやすさや医療環境の良さから移住をのぞむインド人も増えてきているとのこと。
なかには、浦河町で出産を迎えるインド人妊婦者もあらわれ、ヒンディー語の母子手帳まで準備されている。2023年6月時点でも5名のインド人妊婦がいる。いわば、家族帯同でやってきたインド人女性は、さらにコミュニケーションが難しくなる。理解できる言語は、ヒンディー語やマールワーリー語が中心となってくる。そうなると、日常生活を送るにあたっても、色々と不安やストレスが重なり、家に閉じこもりがちになるのが気になっているとのことだった。そこで、地域住民との橋渡しを担っているのが浦河町地域おこし協力隊である。
浦河町役場が外国人居住者を全面的に支援
2021年に外国人支援調査事業を委託にて浦河町で実施し、2023年現在は地域おこし協力隊の方が引き継いで支援を進めておられます。ここでは、地域おこし協力隊の方に、支援を通して感じたことをお話しいただきました。
超えろ!言葉の壁
言葉の問題は、終始登場する。インド人居住者から、地域おこし協力隊員への相談件数は月100~300件にも及ぶ。通訳依頼などの問い合わせは、主に携帯アプリのWhattsAppで要請が入る。その相談の半数以上は行政に関する問い合わせ。つづいて生活に関する問い合わせ(銀行口座開設など)が1割、医療健康が1割。子どもの教育、書類の説明などとなっている。
浦河町役場の方が「行政は、町内すべての方に等しく情報を与える責任がある」と、語気を強めて語っていたのが、非常に印象的だった。
その浦河町の手厚い支援を受けて、現在では行政からの重要な情報などはヒンディー語で配信され、居住しているインド人にも日本語教室を開催するなど、日本語を学ぶ機会を提供している。
浦河町のヒンディー語の発信力には本当に驚くばかりだ。下記はすべてヒンディー語の翻訳・通訳がついて、インド人居住者が理解しやすいよう配慮されている。
しかし、浦河町役場の方は、これでもまだ十分ではないという。
今後は、下記のような施策を検討中とのことで、ますますインド人のみならず外国人にとって住みやすい浦河町へと発展を遂げる計画だ。
・セミナーの充実(事業者向けの在留資格制度や外国人雇用までの制度説明)
・ワークショップの充実(多文化共生、日本語教室の開催、交流イベント)
・役場庁舎内の看板をユニバーサルデザイン化(役場の案内板や各課の看板をヒンディー語を含めて多言語化)
また、定期的にヒンディー語と日本語を解する方向けのワーキングホリデーを実施しているので、興味のある方は是非参加してほしい。
ベジタリアンでも元気に過ごしてほしい - インド人女性を取り巻く環境
浦河町に住むインド人女性の70%がジョドプール近郊出身。車の運転経験もないため、どうしても家に閉じこもりがちになってしまうとのこと。そこで、地域おこし協力隊員が、ヒンディー語の広報誌を通じて町内イベントを案内したり、地元の方と一緒にインド調理教室を開催するなどして地域の方との交流を深める手助けをしている。
一方、非常に深刻な問題になっているのが健康面だ。浦河町に住むインド人居住者の多くがベジタリアンであり、インドで慣れ親しんだ野菜が日本では手に入らないため、栄養不足が散見されるという。インド人女性は貧血気味。インド人の子どもたちも、ビタミンD、カルシウム不足、貧血の傾向がみられる。
そこで、インド野菜を育てる試みをしたところ、ユウガオ、ホーリーバジルは育ったが、それでも十分といえる量・種類ではないため、インドで食していた野菜を沖縄から野菜を共同購入している状況だという。今後は、できるだけ浦河町で野菜を育て、それを使っての料理を浦河町の特産品として広めることも視野に入れて取り組んでいるとのことだった。
浦河町のベジタリアン研究会にも出来上がったお料理を味見してもらうなど、交流を深めているとのことだった。
子どもたちと教育
2023年現在、5名のインド人のこどもが地元の幼稚園に。1名のインド人のこどもが地元の小学校に通っている。他、待機児童や未就学児童は、解放されている保育園や公園で遊び、学んでいるとのことだった。その際、母親も孤独な子育てにならないよう、外に出て交流できるよう配慮されている。
ただ、インド人の両親からはインドに帰国した際のことも考えて、英語やインドの文化も知ってもらいたいという要望もあり、今後は英語教室などを開講することも検討しているという。
まとめ
日本のリトルインディアとして有名な場所は、最も歴史が深い横浜にはじまり、神戸、そして、西葛西だろうが、今はそこに浦河町が加わりつつある。
しかも、リトルインディア浦河町は、これまでのリトルインディアとは全く状況が異なっていることがお分かりになったであろう。
・町の総人口の約3%がインド人(人数は少ないが、出会う確率は多い)
・馬の調教師・厩務員という特殊な職業に従事している
・ヒンディー語・マールワーリー語しか理解できないインド人が多い
・彼らはインドのラージプート軍馬を世話していた末裔!?
浦河町のインド人調教師・厩務員は需要も高く、現在は全国各地の牧場や馬事公苑で従事している。身近な競馬場で走る馬も、インド人が一生懸命育てた馬かもしれない。
地方競馬情報サイトから、近くの競馬場に浦河町産の競走馬がいるかも検索できる。
報告者:Okuno
北海道 浦河町とのインド交流会
~ 日本最古のリトルインディア神戸市&急成長のリトルインディア浦河町 ~
インド人居住者が急増した浦河町を知って、多文化共生について考えてみませんか?
オンライントーク(各約90分・参加無料)
・第1回
浦河町の多文化共生の取組 ~地域おこし協力隊員が語る居住者サポート~
日時:6月25日(日) 10:00~11:30
内容:インド人居住者をヒンディー語で支える協力隊員におはなしをうかがいます!
こんな方におすすめ…
・ヒンディー語等を学ばれている方 ・日本にいながらインドを体験したい方 ・地域おこし協力隊を知りたい方 ・市役所など官公庁への就職希望の方 ・外国人技能者の実例を知りたい方 ・馬が好きな方
・第2回
北海道 浦河町の魅力 ~町役場職員が語る観光・移住~
日時: 8月6日(日) 10:00~11:30
内容:観光先にも移住先にもおすすめ!浦河町の魅力を存分にご紹介します!
こんな方におすすめ…
・自然や動物が好きな方 ・「移住体験」「移住」をご検討中の方 ・観光の穴場、旅行先を探している方 ・映えスポットを探している方 ・北海道は好きだけど寒いのが苦手な方 ・いちごが好きな方
主催: 関西日印文化協会 CN:奥埜 梨恵
協力: 在大阪・神戸インド総領事館、北海道 浦河町、浦河日印友好協会、分散システム技研合同会社
支援: 公益財団法人兵庫県国際協力会
Study Seminars of Indian Society with Urakawa, Hokkaido
~ KOBE:The Oldest ‘Little India’ & URAKAWEA:The Developping ‘Little India’ ~
Online Talk from Urakawa (Each 90mins・FREE) ※Easy Japanese
*1st: Support for Multicultural Symbiosis Society
~A Community-Reactivating Cooperator’s Report on Indian Residents~
Time&Date: 25, June (Sun) 10:00 - 11:30
Contents: A Hindi Speaking Cooperator talks how to support Indian residents.
・Hindi/Marwali/Japanese speakers ・To Feel like you stay India in Japan ・To Know community-Reactivating Cooperators System ・Horse & Animal lovers ・To Know the situation of horse keeper ・To Know town halls work for foreigners
*2nd: Attractive Town:Urakawa
~Tourism and Stay talked by Town Hall Staffs~
Time&Date: 6, August (Sun) 10:00 - 11:30
Contents: Urakawa is a great place to visit and stay. Let’s know attractive points!
・Nature & Animal lovers ・To Do trial / real transportation in Japan ・To Find secret tourism in Japan ・To Find instagenic place in Japna ・To Visit Hokkaido without extreme cold ・Strawberry lovers
Organizer:Kansai Japan India Cultural Society CN: Rie Okuno
Supporters:The Consulate General of India,Osaka-Kobe, Urakawa Hokkaido, Distributed System Giken, Urakawa Japan-India Friend-ship Association
Sponsor:Hyogo International Association